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第7回OMCE 放射線・重粒子線・陽子線治療 ほんとのところ(唐沢先生)レポート

講演タイトル:『放射線・重粒子線・陽子線治療 ほんとのところ』
演者:    唐沢 久美子 先生 (東京女子医科大学 放射線腫瘍学講座 教授)
日時:    6月24日(金)19時
場所:    秋葉原・ジーニアスホール

今回のテーマは「放射線・重粒子線・陽子線治療 ほんとのところ」というテーマで、
ご来場いただきました。

今回は幅広い病気に対する治療法の内容だったため、性別や年齢に問わず多くのかたがご参加されました。

 

 

 

 

 

放射線治療に対し、被ばく国である日本においては否定的な考えが強い傾向にありましたが、医療被ばくの線量は、診断や自然放射線などに比べ多い反面、放射線被ばくを伴う医療行為の利益のほうが勝っているという
エビデンスが証明され、今日では積極的な治療法のひとつとして捉えられるようになりました。

放射線に対する拒否的感情、外科に重点を置いた医療、専門家の不足状態だった現場は、がん情報のグローバル化、人口の高齢化(手術や化学療法に適さない)、放射線療法の有用性の増加により抵抗が低い医療の
ひとつとなってきました。

身体の機能と形態を温存し、負担が少ないこの治療法は大きな利点といえます。

放射線治療と並ぶ治療法として粒子線療法があり、これは日本で発明され、施設が整っている病院は世界10カ所に限られ、そのうち5カ所は日本国内に存在している点が、印象に残りました。

当日ご参加された方々からは、具体的な詳細を知ることができた、唐沢先生のお話がわかりやすかった、などの感想を多くいただきました。

ご参加頂きましたみなさん、唐沢先生、本当にありがとうございました。

また、ご来場いただきました皆さまより頂戴した参加費のうち25,000円を、‪小児がん‬ ・ ‪AYA世代‬(15歳~29歳)のがんを支援する ‪樋口宗孝‬ がん研究基金 に寄付致しました。

引き続きOMCEセミナーは月ごとにテーマを変えて実施していきますので、今後も気になるセミナーが
ございましたらご参加をお待ちしております。

レポート担当:中島 香織

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