こんにちは。オンコロ編集部の茂木です。
サイトの管理等も行っていますが、本職は編集者です。
先日、久々に病院へ取材に伺う機会がありました。
コロナ禍以降、ほぼすべての取材活動がオンライン対応になり、対面でお話しを伺ったのは1年以上ぶりでした。
コロナ禍以前、先生方にお話しを伺うのに現地へ伺わず電話やオンラインで済ませるという選択肢は、ほぼありませんでした。
それがコロナによって、オンライン面談のハードルは下がり、結果として地理的・時間的な制約を越えて、取材対象者の方々にお話しを伺う機会に恵まれたという、正の側面もありました。
一方、今回の現地取材を通して改めて感じたものがありました。
それは、取材時間外に得る何気ない情報が自身の企画・編集の在り方に大きな影響を与えていたということです。
病院に至るまでの道のり、町の活気、待合室で聞こえてくる患者さんたちの話し声……。その一つひとつは取材そのものには関係なく、記事を作り上げるうえでは一見関係ない情報です。
しかし、ある種受動的に得るこれらの情報が知らず知らずのうちに自分の意識に入り込み、それが企画や記事に落とし込まれていたんだなと痛感しました。
自分は編集として、何のためにその記事を作っているのか、延いてはオンコロに携わっているのか。その礎となっているものは何なのか。改めて考えるよい機会となりました。
(何を考えたのかは秘密です笑)
今回は少々取り留めのない話となりましたが、ご容赦いただけますと幸いです。
願わくは、このままコロナが終息へと向かい、来年は人の生活・息遣いを感じられる取材機会を多く恵まれることを切に望んでおります。
もし、皆さんにお話しを伺う機会がございましたら、是非そちらまで足を運ばせてください。
茂木 孝裕
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