フィボナッチ変法(別名3+3法)と呼ばれる、抗がん剤の最大耐用量(安全に使える最大の抗がん剤の量):MTD(Maximum Torelated Dose)を調べるための「用量設定試験」(臨床第Ⅰ相試験)で用いられる方法のひとつです。
抗がん剤は量が多いほうが効果は高いが、副作用も多くなるという特徴があります。できるだけ安全に投与できる最大投与量を決める事が大切です。この方法は少ない量の抗がん剤から始めて、徐々に増量しながら許容できない副作用が現れた投与量から少し減量した投与量を最大耐用量とします。
最近では、海外での臨床試験の結果などから最大耐用量を推測するCRM(Continual reassessment method)法という方法も用いられます。
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