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白血病の再発、分裂した突然変異を持つがん細胞が怖い、薬で突然変異が増えてさらに悪質に

突然変異を起こす遺伝子と起きる仕組み、最新技術「全エクソームシーケンス」の解析結果

最新のゲノム分析技術を使って、子どもの白血病細胞のDNAを「診断」「治療後」「再発」の3段階での比較解析が行われた。その結果、白血病細胞が化学治療により変化して悪性度を増し、再発を引き起こすようになるまでの流れが見えてきた。

米セント・ジュード小児研究病院を中心とした研究グループが、オンライン医学誌のネイチャー・コミュニケーションズ誌において2015年3月19日に報告した。

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Medエッジより転載

 

<オンコロニュース担当コメント>

要点は以下の通りです。

○B細胞急性リンパ芽腫白血病という白血病にかかった20人の子供のがん細胞を「診断」「治療後」「再発」の3段階で採取し、DNAを取り出して、「全エクソシームシーケンス」という新技術にて検出しました。

○この結果、「再発」の時に採取した白血病のがん細胞には7つの遺伝子に突然変異が集中しているのがわかりました。また、化学療法を受けたがん細胞の分裂から生まれた細胞には複数の遺伝子突然変異が障子戸様になることがわかりました。

○これらの結果より、研究グループは、「主な白血病細胞の遺伝子の突然変異にだけ注意するのではなく、がん細胞から分裂してでてきた細胞 の突然変異を調べることが、治療していく上で重要」と語っています。

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