がん情報サイト「オンコロ」

【オンコロメルマガ】本年もよろしくお願いいたします。[vol.243]

がん情報サイト「オンコロ」メディカル・プランニング・マネージャーの川上です。

皆さん、年末年始はいかがお過ごしでしたか?

オミクロン株という新たな脅威が出現しつつも、12月はコロナもすこし落ち着いていたので、年末年始を帰省して過ごされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も藤沢の実家で3日間過ごしておりました。
関東は元旦、とても良いお天気で、富士山がくっきりと見え、清々しい年始でした。

さて、私は看護師としては病院やクリニック勤務の経験がありますが、実は保健師資格も保有しており、週末などにときどき、保健師としてコロナ疫学調査に携わっています。
都内の保健所で、検査機関から報告のあった陽性者への電話聞き取り、濃厚接触者への連絡などを中心に担っています。

疫学調査に関わるようになり1年半ほど経ちますが、電話の向こうには、いろいろなドラマがありました。

センター試験の直前にお父さんが陽性者になり、濃厚接触者になってしまった受験生・・

やっと繋がった、話をするのもやっとの、命の危険に直面していた独居の40代の女性(あと少し連絡が遅れていたら危なかったかも)・・

濃厚接触者でも、正社員じゃないから仕事を休んだら生活できなくなってしまうから、仕事に行きます、という方・・

がんの患者さんやご家族とは置かれている状況は違いますが、心と体と社会的な不安に直面しているのは同じです。

都度、できる限りお話を伺い、また必要なことをきちんとお伝えするようにしていますが、受話器を置いた後も、帰宅後も「あの人、あれからどうしたかな・・」と思い返すことが度々あります。
また、改めて学ぶことも多いです。

オンコロにもコールセンターがあり、がんの患者さんやご家族からのお問い合わせに応じるなかで、オンコロスタッフも多くのことを感じ、また学ばせていただいています。
ご支援いただく医療者の皆さま、ともにプロジェクトを進める企業の皆さまも含め、オンコロに関わっていただいている方々には感謝ばかりです。

この2年ほど、オンコロでもイベントはオンラインが定着し、いままで開催現地に来られなかった方にもご視聴いただけるようになりましたが、やはり、直接皆さんのお声を聞き、お会いして感じること、学ぶことは大きく、オフラインでまた皆さんとお会いできるようになれる日常が今年は戻ってくることを祈ります。

ということで、徒然なるままに、、でしたが、本年もどうぞ、オンコロをよろしくお願いいたします!

川上 祥子

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