治癒切除とは、手術にて肉眼はおろか顕微鏡で確認しても腫瘍がとり切れたことです。R0(あーるぜろ)切除や完全切除ともいいます。手術にて腫瘍を取り除いた場合、全ての切断面などを顕微鏡で確認します。結果、切断面などに腫瘍が認められなかった場合、完全に腫瘍を取り除いたということしたことになります。なお、治癒切除といっても、切除した時点では完全に治癒した意味にはならないことを注意してください。
一方、肉眼的に明らかに腫瘍が取りきれなかった場合、R2(あーるつー)切除といい、肉眼的には取り除いたが顕微鏡で確認すると腫瘍が取り切れていないことも不完全切除R1(あーるわん)切除といいます。基本、R1切除とR2切除を非治癒切除や不完全切除といいます。
×