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転移巣

癌腫瘍に含まれる細胞は一様ではなく、運動能力が高いもの、周囲の組織を破壊する能力を持ったものがある。

これらは、周囲へ浸潤し、リンパ節や血管内へ浸潤した細胞は、血液細胞とともに塊となり、肺や肝臓、脳、脊髄へ移動する。癌の初期段階から、血液内に癌細胞は流出する。ほかの部位に定着するためには、再び血管を内側から破って臓器内に侵入し、定着することで細胞が増殖するための血管を造る必要がある。

免疫機構があり、多くのがん細胞は新しい血管が生み出される前に消失する。しかし侵入と血管新生に成功した癌細胞があれば増殖し、転移巣を形成する。

転移がんに対しては、化学療法、放射線療法、生物学的療法、ホルモン療法、外科手術、レーザー-免疫療法あるいはそれらを組み合わせた治療法がとられる。

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