がん情報サイト「オンコロ」

ルタテラ(ルテチウムオキソドトレオチド)

目次

概要

一般名 ルテチウムオキソドトレオチド
商品名 ルタテラ
治験薬コード
一般名英語表記 Lutetium(177Lu)oxodotreotide
商品名英語表記 LUTATHERA
種類 放射性医薬品
投与経路 点滴静注
適応がん種 ソマトスタチン受容体陽性の神経内分泌腫瘍

特徴

ルタテラは、ソマトスタチン受容体と親和性のあるソマトスタチン類似物質(Try3-Octreotate)に、放射性同位元素のルテチウム177(177Lu)を標識した放射性医薬品です。投与後、神経内分泌腫瘍に高い発現が見られるソマトスタチン受容体(主にSSTR2型)に結合し、177Luから放出されるベータ線がDNA損傷を引き起こすことによってがん細胞の増殖を阻害します。
177Luから放出されるベータ線は、組織中での飛程が最大約2.2mm(平均0.67mm)であるため、 周辺の正常組織への傷害が抑えられ、腫瘍に対し選択的な放射線照射が可能となっています。

効能・効果

ソマトスタチン受容体陽性の神経内分泌腫瘍

用法及び用量

通常、成人にはルテチウムオキソドトレオチド(177Lu)として1回7.4GBqを30分かけて8週間間隔で最大4回まで点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量する。

重大な副作用

骨髄抑制、腎機能障害、骨髄異形成症候群・急性骨髄性白血病

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291458

×
モバイルバージョンを終了