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サークリサ(イサツキシマブ)

目次

概要

一般名 イサツキシマブ
商品名 サークリサ
治験薬コード SAR-650984
一般名英語表記 Isatuximab
商品名英語表記 SARCLISA
種類 抗CD38モノクローナル抗体
投与経路 点滴静注
適応がん種 再発又は難治性多発性骨髄腫

特徴

サークリサは、造血器悪性腫瘍の腫瘍細胞表面に発現するヒトCD38抗原に結合することで、抗悪性腫瘍効果を発揮するヒト型免疫グロブリンG1κモノクローナル抗体です。抗体依存性細胞傷害活性(ADCC)に加え、抗体の結合により補体が活性化し標的細胞の溶解を引き起こす「補体依存性細胞傷害活性(CDC)」、抗原・抗体複合体を認識してマクロファージなどの貪食細胞が活性化する「抗体依存性細胞貪食活性(ADCP)」などの作用によりがん細胞を攻撃すると考えられています。

効能・効果

再発又は難治性の多発性骨髄腫

用法及び用量

〈ポマリドミド及びデキサメタゾン併用投与又はカルフィルゾミブ及びデキサメタゾン併用投与〉
通常、成人にはイサツキシマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kgを点滴静注する。28日間を1サイクルとし、最初のサイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、2サイクル以降は2週間間隔で2回(1、15日目)点滴静注する。

〈デキサメタゾン併用投与又は単独投与〉
通常、成人にはイサツキシマブ(遺伝子組換え)として1回20mg/kgを点滴静注する。28日間を1サイクルとし、最初のサイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、2サイクル以降は2週間間隔で2回(1、15日目)点滴静注する。

重大な副作用

Infusion reaction、骨髄抑制感染症

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291454

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