目次
概要
一般名 | エンザルタミド |
商品名 | イクスタンジ |
治験薬コード | MDV-3100 |
一般名英語表記 | Enzalutamide |
商品名英語表記 | Xtandi |
種類 | 前立腺癌治療剤 |
投与経路 | 内服 |
適応がん種 | 去勢抵抗性前立腺癌、遠隔転移を有する前立腺癌 |
特徴
男性ホルモン(アンドロゲン)の一種であるテストステロンは、ジヒドロテストステロン(DHT)へ変換され、細胞内のアンドロゲン受容体(AR)に結合することで核内へ移行し、DNAの転写調節を介して細胞の増殖や維持に重要な役割を果たしています。前立腺がんでは、ARシグナルの活性化によるがん細胞の増殖が、がんの進行に寄与していることが知られています。
イクスタンジは抗アンドロゲン剤の一種で、ARに結合することによってDHTがARへ結合することを妨げ、その後の核内への移行や転写の活性化を抑制することにより、がん細胞の増殖を阻害すると考えられています。
効能・効果
去勢抵抗性前立腺癌、遠隔転移を有する前立腺癌
用法及び用量
通常、成人にはエンザルタミドとして160mgを1日1回経口投与する。
重大な副作用
痙攣発作、血小板減少、間質性肺疾患
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291031
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