薬物動態
薬物動態とは、薬が体の中に入ってから排泄されるまでの変化の過程をいいます。吸収(Absorption)、分布(Distribution)、代謝(Metabolism)、排泄(Excretion)の4つの過程からなり、それらの頭文字をとってADMEと略されます。飲み薬の場合、飲んだ薬は胃を通り、小腸から吸収され、全身に分布されます。その後、肝臓などで代謝され、腎臓から尿中に排泄されます。薬物動態は、薬によってそれぞれ異なり、年齢、人種等の個人差、他の薬の服用に影響を受けることがあるため、薬がどのような体内動態を示すかを調べることは、薬の開発に重要なことです。
×