セザリー症候群(SS)
皮膚の悪性リンパ腫の一種であり、全身が赤くなり痒みが出現し、発熱とリンパ節腫脹も伴う疾患。
菌状息肉症の進行したものと考える説もあるが、菌状息肉症が全例セザリー症候群となるわけではない。
末梢血中に出現する異常リンパ球はセザリー細胞と呼ばれる。比較的まれ。50〜60歳以上に好発する。
皮膚の悪性リンパ腫の一種。比較的まれ。50〜60歳以上に好発。代表的な症状は、全身の皮膚病変(紅皮症)とリンパ節腫脹です。
皮膚病変はかゆみ、脱毛、落屑(らくせつ:皮膚が角質となってはげおちること)、むくみ、苔癬化(たいせんか:ごわごわと皮膚が厚く硬くなってしまった状態)、手のひらや足の裏の硬化とひび割れ、爪の変型など。
全身のリンパ節に病変が及び、血液内にもセザリー細胞が増殖していくため、皮膚に対する治療と同時に化学療法を行う。
×