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PARP阻害薬ゼジューラ、卵巣がんに対する唯一の経口錠剤としての発売を開始

6月29日、武田薬品工業株式会社は卵巣がんに対する経口ポリADP-リボースポリメラーゼ(PARP)阻害薬であるゼジューラ(一般的:ニラパリブトシル酸塩水和物、以下ゼジューラ)について、新たな剤型として「ゼジューラ錠100mg」を発売したと発表した。

今回の剤型追加は、ゼジューラカプセルとゼジューラ錠の同等性を確認したヒト生物学的同等性試験(3000-01-004 study)および溶出試験の結果に基づくもの。ゼジューラは、日本においては「卵巣がんにおける初回化学療法後の維持療法」「白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣がんにおける維持療法」「白金系抗悪性腫瘍剤感受性の相同組換え修復欠損を有する再発卵巣がん」を効能・効果として、2020年に厚生労働省より承認を取得し、「ゼジューラカプセル100mg」が発売されていた。

従来のゼジューラカプセル100mgは冷蔵貯蔵であったが、ゼジューラ錠は室温で管理できる。武田薬品工業はリリースにて、「2020年にゼジューラカプセルを初めて日本で発売してから、これまで多くの初発・再発の卵巣がん患者さんに治療選択肢としてお届けしてまいりました。当社は、引き続き、卵巣がん治療に一層貢献できるよう努めてまいります」と述べている。

参照元:
武田薬品工業株式会社 ニュースリリース

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