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免疫チェックポイント抗体治療に対する「姥捨て山」論の愚

米国では、CTLA-4抗体PD-1抗体、PD-L1抗体の3種の免疫チェックポイント抗体薬が承認され、これ以外の抗体治療薬の開発も進んでいる。抗体医薬の他にも、免疫抑制に働く、IDO(Indoleamine-pyrrole 2,3-dioxygenase;インドールアミン-2、3-ジオキシゲナーゼ)に対する薬剤の開発も進められている。IDOは必須アミノ酸であるトリプトファンをホルミルキヌレニンに代謝するための酵素である。キヌレニンは強力な免疫抑制があり、がん細胞はIDOを産生することによって、がん細胞を取り巻く環境におけるうキヌレニンを増やし、自らを免疫細胞の攻撃から守っていると考えられている。したがって、この酵素を阻害すると、免疫抑制側と免疫活性側のバランスを崩し、がん細胞を叩く事ができるというロジックだ。

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http://yusukenakamura.hatenablog.com/entry/2016/05/20/074456?platform=hootsuite

ニュース選定者:可知 健太
引用元:中村祐輔のシカゴ便り
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