がん情報サイト「オンコロ」

カペシタビン;Capecitabine

カペシタビンは、フッ化ピリミジン系代謝拮抗剤に分類される抗がん剤です。この薬はDNAの合成を阻害して抗腫瘍作用を発揮する殺細胞性抗腫瘍薬です。この薬はフルオロウラシル(5-FU)のプロドラッグで、腫瘍に高レベルで存在する酵素によりフルオロウラシルに変換されるので、がん組織でフルオロウラシルが濃縮され、正常組織には影響が少なくなるように設計されています。また、経口薬のため、フルオロウラシルを静注する負担を軽減できます。

手術不能又は再発乳癌、結腸・直腸癌、胃癌の患者さんに対し、他の薬との併用で使われます。特徴的な副作用は、手足の腫れや痛み、下痢、吐き気、食欲不振、骨髄抑制などです。

作成:株式会社インテリム

×
モバイルバージョンを終了