メソトレキセート(メトトレキサート)
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概要
一般名 | メトトレキサート |
商品名 | メソトレキセート |
治験薬コード | |
一般名英語表記 | Methotrexate |
商品名英語表記 | METHOTREXATE |
種類 | 代謝拮抗薬 |
種類 | 葉酸拮抗薬 |
投与経路 | 内服 |
適応がん種 | ・急性白血病 ・慢性リンパ性白血病 ・慢性骨髄性白血病 ・絨毛性疾患(絨毛癌、破壊胞状奇胎、胞状奇胎) |
特徴
メソトレキセートは、葉酸拮抗薬に分類される抗がん剤です。メソトレキセートは、DNAの合成に必須な葉酸(ビタミンM)とよく似た構造をしています。葉酸は細胞内で酵素によって活性化され、DNA合成に使用されますが、この酵素は葉酸だけでなく、構造の似ているメソトレキセートとも結合します。メソトレキセートは葉酸とこの酵素を奪い合うことで、葉酸が活性化されるのを阻害します。その結果、DNA合成が阻害され、がん細胞の増殖が停止します。
効能・効果
・急性白血病
・慢性リンパ性白血病
・慢性骨髄性白血病
・絨毛性疾患(絨毛癌、破壊胞状奇胎、胞状奇胎)
用法及び用量
1、白血病の場合
メトトレキサートとして、通常、次の量を 1 日量として 1 週間に3 ~ 6 日経口投与する。
幼児 1.25~2.5 mg
小児 2.5~ 5 mg
成人 5 ~10 mg
2、絨毛性疾患の場合
1 クールを 5 日間とし、メトトレキサートとして、通常、成人 1日10~30 mg( 4 ~12錠)を経口投与する。休薬期間は、通常、 7 ~12日間であるが、前回の投与によって副
作用があらわれた場合は、副作用が消失するまで休薬する。
なお、いずれの場合でも年齢、症状により適宜増減する。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー、骨髄抑制、感染症、敗血症、劇症肝炎、肝不全、急性腎不全、尿細管壊死、重症ネフロパチー、間質性肺炎、肺線維症、胸水、中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、出血性腸炎、壊死性腸炎、膵炎、骨粗鬆症、脳症
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4222001F1
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