レブラミド(レナリドミド)
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概要
一般名 | レナリドミド |
商品名 | レブラミド |
治験薬コード | |
一般名英語表記 | Lenalidomide |
商品名英語表記 | Revlimid |
種類 | 分子標的薬 |
種類 | 免疫調整薬 |
投与経路 | 内服 |
適応がん種 | 多発性骨髄腫 骨髄異形成症候群 |
特徴
レブラミドは免疫調節薬(IMiDs)との一種で、多発性骨髄腫に対する治療薬として使用されています。従来の抗がん剤とは作用機序が違い、免疫を活性化し腫瘍への攻撃を強めるほか、骨髄腫細胞の寿命を短くして死滅を早めたり、腫瘍に栄養を送る血管ができるのを抑えたりして抗腫瘍効果を発揮します。副作用として、血栓・塞栓症、骨髄抑制(血球減少)、感染症、末梢神経障害などに十分な注意が必要です。レブラミドはサリドマイドの誘導体ですので強い催奇形性をもつことから、厳格な安全管理手順が求められます。
効能・効果
多発性骨髄腫
5 番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群
用法及び用量
1)多発性骨髄腫
デキサメタゾンとの併用において、通常、成人にはレナリドミドとして1日1回
25mgを21日間連日経口投与した後、 7 日間休薬する。これを 1 サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
2)5 番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群
通常、成人にはレナリドミドとして1日1回10mgを21日間連日経口投与した後、 7 日間休薬する。これを 1 サイクルとして投与を繰り返す。
なお、患者の状態により適宜減量する。
重大な副作用
深部静脈血栓症、静脈血栓症、静脈塞栓症、肺塞栓症、脳梗塞、一過性脳虚血発作、骨髄抑制、汎血球減少症、好中球減少症、血小板減少症、貧血、発熱性好中球減少症、感染症、肺炎、肺血症、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、腫瘍崩壊症候群、間質性肺疾患、心筋梗塞、心不全、不整脈、心房細動、末梢神経障害、末梢性ニューロパチー、感覚鈍麻、筋力低下、錯感覚、甲状腺機能低下症、消化管穿孔、起立性低血圧、痙攣、肝機能障害、黄疸、重篤な腎障害
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291024M1