アドリアシン(ドキソルビシン)
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概要
一般名 | ドキソルビシン |
商品名 | アドリアシン |
治験薬コード | |
一般名英語表記 | doxorubicin |
商品名英語表記 | ADRIACIN |
種類 | アントラサイクリン系 抗がん性抗生物質 |
種類 | |
投与経路 | 注射 |
適応がん種 | 1)がん化学療法後に増悪した卵巣癌 2)エイズ関連カポジ肉腫 |
特徴
アドリアシンは1967年に発見された最も代表的な抗がん剤のひとつで、抗がん性抗生物質と呼ばれる薬剤です。がん細胞のDNA合成を妨げるほか、DNAを切断してがん細胞を殺します。悪性リンパ腫のCHOP療法(シクロホスファミド+ドキソルビシン+ビンクリスチン+プレドニゾロン)をはじめとして、肺がん、消化器がん、乳がん、骨肉腫など抗がん剤治療の中心薬として広く用いられています。
副作用は吐き気・嘔吐の発生頻度が、シスプラチンに次いで高いとされています。骨髄抑制や脱毛が起こりやすい薬でもあります。また、心臓に障害を与えやすいのも特徴の1つで、総投与量が多いほど、発生頻度も重症度も高くなります。
効能・効果
1)がん化学療法後に増悪した卵巣癌
2)エイズ関連カポジ肉腫
用法及び用量
1)がん化学療法後に増悪した卵巣癌
通常、成人にはドキソルビシン塩酸塩として1日1回50mg/m2を1mg/分の速度で静脈内投与し、その後4週間休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
2)エイズ関連カポジ肉腫
通常、成人にはドキソルビシン塩酸塩として1日1回20mg/m2を1mg/分の速度で静脈内投与し、その後2~3週間休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
重大な副作用
心筋障害、心不全、骨髄機能抑制、ショック、間質性肺炎
参考リンク
http://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4235402D1
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