アレセンサ(アレクチニブ)
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概要
一般名 | アレクチニブ |
商品名 | アレセンサ |
治験薬コード | |
一般名英語表記 | Alectinib |
商品名英語表記 | ALECENSA |
種類 | 分子標的薬、チロシンキナーゼ阻害薬 |
種類 | EML4-ALK |
投与経路 | 内服 |
適応がん種 | 非小細胞肺癌 |
特徴
アレセンサはALK融合タンパク阻害薬と呼ばれる分子標的治療薬の一種で「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」に対して使用されます。ただし、そのなかでもALK融合タンパクが高度に確認される場合に限って使用されます。
ヒトの遺伝子でALKという部位に変異があると、EML4などある種の蛋白と融合しEML4-ALK融合蛋白が産生されます。これががん細胞の増殖や正常細胞のがん化をもたらすものと考えられています。アレセンサは、ALKについているチロシンキナーゼという酵素の働きをおさえリン酸化を阻害することで、増殖をうながす情報伝達系の流れを遮断しがん細胞の増殖がおさえます。
主な副作用としては味覚異常、発疹、便秘で重大な副作用としては間質性肺疾患、肝機能障害、好中球減少および白血球減少などがあります。
効能・効果
ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
用法及び用量
通常、成人にはアレクチニブとして 1 回300mgを 1 日 2 回経口投与する。
重大な副作用
肝機能障害、好中球減少、白血球減少、好中球数減少、消化管穿孔、血栓塞栓症
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291032M1
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