イダマイシン(イダルビシン)
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概要
一般名 | イダルビシン |
商品名 | イダマイシン |
治験薬コード | |
一般名英語表記 | Idarubicin |
商品名英語表記 | Idamycin |
種類 | アントラサイクリン系抗がん性抗生物質 |
種類 | |
投与経路 | 注射 |
適応がん種 | 急性骨髄性白血病(慢性骨髄性白血病の急性転化を含む) |
特徴
イダマイシンは、抗がん性抗生物質のアントラサイクリン系に分類される抗がん剤の一種です。がん細胞が分裂する際に、最初に細胞核内にある遺伝子の本体であるDNAが合成され複製されますが、その過程にはDNAポリメラーゼやトポイソメラーゼⅡといった酵素が関与しています。
イダマイシンはこれらの酵素の働きを阻害しDNAの複製を抑制することによってがん細胞を死滅させます。2017年2月現在、急性骨髄性白血病(慢性骨髄性白血病の急性転化を含む)に適応があります。
効能・効果
急性骨髄性白血病(慢性骨髄性白血病の急性転化を含む)
用法及び用量
1バイアル5mg(力価)に5mLの日局注射用水を加え溶解する。通常、成人にはイダルビシン塩酸塩として12 mg(力価)/m2(体表面積) を1日1回、3日間連日静脈内投与する。骨髄機能が回復するまで休薬し、投与を繰り返す。
重大な副作用
心筋障害、骨髄抑制、口内炎、ショック、完全房室ブロック等の不整脈
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4235405D1
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