BEP療法とは、ブレオマイシン・エトポシド・シスプラチンという3つの抗がん剤を併用する治療法です。
BEP療法は、胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)などの治療で使われます。
ブレオマイシン (Bleomycin)は抗がん性抗生物質の一種で、DNA の合成を阻害したり、DNA を切断します。
エトポシド(Etoposide)はトポイソメラーゼ阻害薬の一種で、DNAの複製を阻害します。
シスプラチン(cisplatin : CDDP)は白金製剤の一種で、DNAの二重らせんに結合してDNAの複製を阻害します。
主な副作用は、嘔気や嘔吐、口内炎、食欲不振などの消化器症状や脱毛、骨髄抑制(白血球や血小板の減少、貧血)等です。
その他、注意すべき副作用として、シスプラチンによる腎機能障害、ブレオマイシンによる間質性肺炎肺線維症)があります。

 
作成:株式会社インテリム

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