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治療歴を有する頭頸部がん オプジーボの臨床試験が早期終了 優れた生存期間延長を確認

2月2日、小野薬品工業は、「プラチナ製剤抵抗性の再発または転移性頭頸部扁平上皮がん(SCCHN)患者において、免疫チェックポイント阻害薬PD-1抗体ニボルマブ(商品名オプジーボ)と治験担当医師が選択した治療とを比較評価した第3相試験(CheckMate-141試験)」について、独立データモニタリング委員会が実施した評価により、対照群と比較してオプジーボの投与を受けた患者において優れた全生存期間が認められ、臨床試験主要評価項目を達成したと結論付けられたため、同試験を早期に終了したことを発表しました。

なお、本試験は日本も参加している試験となります。

【CheckMate-141 試験について】
原発、再発、転移の各段階においてプラチナ製剤(シスプラチンやカルボプラチンなど)による治療後6 カ月以内にがんが進行したSCCHN の治療歴のある患者さんを対象とし、オプジーボと治験担当医師が選択した治療法を比較評価する無作為化非盲検第3相試験となります。

病勢進行あるいは許容できない毒性が認められるまで、2 週間ごとにニボルマブ3 mg/kg を静脈内投与する患者群と、治験担当医師が選択した治療法(セツキシマブ/メトトレキサート/ドセタキセル)を投与する患者群のどちらかに患者361 人が参加して、2:1 の割合で割り付られました。主な評価項目は生存期間であり、その他、奏効率(一定以上腫瘍が縮小した割合)や無増悪生存期間(がんの進行を抑える期間)でした。
詳細結果は、時期に公表されると考えます。

【この試験の情報】
プラチナ製剤抵抗性の再発又は転移性頭頸部扁平上皮がん(SCCHN)患者においてnivolumabと治験医師選択治療を比較する無作為化非盲検第3相試験(JAPIC-CTI)

小野薬品のプレスリリースはコチラ

記事:可知 健太

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