マイロターグ(ゲムツズマブオゾガマイシン)
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概要
一般名 | ゲムツズマブオゾガマイシン |
商品名 | マイロターグ |
治験薬コード | |
一般名英語表記 | Gemtuzumab ozogamicin |
商品名英語表記 | MYLOTARG |
種類 | 分子標的治療薬 CD33陽性抗体薬 |
種類 | |
投与経路 | 注射 |
適応がん種 | 急性骨髄性白血 |
特徴
マイロターグは分子標的治療薬の抗体薬に分類される薬剤です。遺伝子組み換えでつくられたCD33抗原をターゲットとした抗体に、抗がん性の抗生物質カリケアマイシンを結合させた抗がん剤です。マイロターグは投与後、CD33抗原に結合し、2~4時間以内に細胞に取り込まれます。その後、細胞内でカリケアマイシンが結合から外れて細胞を攻撃します。適応は再発または難治性の、CD33抗原陽性の急性骨髄性白血病です。
副作用としては、肝臓に障害を及ぼしやすく、肝静脈閉塞症などの重い副作用がしばしばみられます。また、投与後まもなく、アナフィラキシー・ショック、重い過敏症が起こることがあるため、事前に抗ヒスタミン薬などの投与が行われます。骨髄抑制もほとんどの人にみられ、しばしば重篤化します。
アメリカでは、薬の有効性や安全性に懸念が残るとして、ゲムツズマブオゾガマイシンは2011年から販売中止となっています。
効能・効果
再発又は難治性のCD33陽性の急性骨髄性白血
用法及び用量
通常成人には、ゲムツズマブオゾガマイシン 1 回量 9 mg/m2(たん白質量として表記)を 2 時間かけて点滴静脈内投与する。
投与回数は、少なくとも14日間の投与間隔をおいて、2 回とする。
重大な副作用
infusion reaction、重篤な過敏症、骨髄抑制、感染症、出血、播種性血管内凝固症候群(DIC)、口内炎、肝障害、腎障害、腫瘍崩壊症候群、肺障害、間質性肺炎
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4239400D1
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