コンテンツ・マネージャーの柳澤です。
今回のメルマガは、悲しいお知らせではありますが、彼の功績を称え、お世話になってきた彼への感謝の気持ちを表すものです。
先週、長らく肝細胞がんと闘病されてきた松崎 匡(まつざき ただし)さんが、旅立ちました。
享年51歳です。
個人的なことを言うと、彼とは前職のNPO時代に出会い、遠慮のないもの言い、破天荒な振る舞い、いつもTシャツとデニム、群れない、そうでいて義理堅く、とても常識人でした。
そして、音楽、ロックという共通の趣味もありました。
そんな彼は、2016年6月18日のオンコロの開設1周年イベント ~ Make it TRUE !! がん体験者(サバイバー)の主張 ~では、こんなことを言っていました。
「がん経験者の「患者会」などで体験談や情報を共有することは大切なこと。
そんな場があることで私たちがん経験者は力を得てきました。
そうやって得られた力を今後どう活用していくか?がん経験者だけでの活動にとどまらず「がん経験者が多くの市民に向けて発信する場」を作っていくことではないか?と私は考えます。
がんの人もそうではない人も、一緒になって世代やがん種も超えて「がん」について考えながらも様々な発信、表現をする場…ドヤフェスを開催したいと思っております。」
「柳澤さんやオンコロは、いつもAYA(アヤ)世代のがん(15歳~30歳のがん)ばかりをテーマにし、チャリティーライブやってるから、俺は、40歳以降のがん世代をテーマにやるから見とけよ!でも、応援してね」と。
実際に、私たちが主催するチャリティーライブには、憎まれ口を叩きながらも毎回参加して、結局は喜んでアーティストを応援していました。
ご存じの方も多いと思いますが、彼は何度もドヤフェスを開催し、沢山の熱烈な支持者、支援者を得て、これからもずっと継続されていくものと思っていました。
2018年9月1日に開催した私たちが主催するチャリティーライブで、こんなメッセージを残してくれました。
「夢は叶えて終わりじゃなくて、夢は見続けるものなんです」。
とても素面では言えそうにないくさいメッセージですが、その言葉を貫き通したんだと思います。
どうか安らかに。
【動画3:55あたりから松崎さんのコメント:2018年9月1日@品川】
https://www.youtube.com/watch?v=kH3sksT1f68&t=423s
柳澤 昭浩