ニュース
■免疫チェックポイント阻害薬キートルーダ 多くの治療に失敗したホジキンリンパ腫患者への奏効率65% JCO
■【特集・「希少がん」を知る(後編)】希少がんの治療で後悔しないためには?
■転移性肛門がん対象 オプジーボの第2相臨床試験 病勢コントロール率70% ASCO2016
■アプリはがん医療をサポートできる?アプリ導入で肺がん患者の生存期間が延長ASCO2016
■膀胱がん 免疫チェックポイント阻害薬アテゾリズマブが進行膀胱がん患者の約1/4に奏効 ASCO2016
■多発性骨髄腫 第二世代プロテアソーム阻害剤カルフィルゾミブ(カイプロリス) 承認取得 / イキサゾミブ 承認申請
コラム
オンコロの可知です。先週、日本臨床腫瘍学会より、オプジーボの適応外使用に関する注意喚起があり、それをNHKが報道するという「いい流れ」がありました。
ただ、その他の大手のメディアが報道していないと思いますので、単発で終わったのが少々残念です。。。因みに、そのニュースを見て四苦八苦しながら徹夜で仕上げた記事(ブログ)は以下の通りです。
日本臨床腫瘍学会 オプジーボ不適切使用を問題視 死亡例確認にて 緊急注意喚起
さて、今回の件は、オプジーボやヤーボイとの併用療法の注意喚起となりますが、現在、230程度の免疫チェックポイント阻害薬の併用療法の臨床試験が実施されています。メラノーマに対するオプジーボ×ヤーボイ以外は承認前段階です。
そうはいっても、臨床試験は活発化しており、オプジーボ併用は75試験、キートルーダ併用は72試験実施しているようです。併用の組み合わせは、殺細胞性抗がん剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬やワクチンなど多岐にわたります。
一方、対象がん種としては、胆・肝・膵が一番多いようです。これは以外でもありますが、特に膵がんは免疫チェックポイント阻害薬の作用機序の主役である免疫細胞(T細胞)が腫瘍組織への浸潤が少なく、免疫チェックポイント単剤では効きづらいとされており、併用療法の開発が急がれていることからすると不思議でもないかもです。
上記は海外のホワイトペーパーを参考にしています。今、頑張ってまとめていますので、少々お待ちを。
あ、今週の金曜日19時より秋葉原でOMCE開催します。今年1月に秋葉原で開催しているOncolo Meets CancerExpertも7回目。今回のテーマは放射線治療、講師は東京女子医大 放射線腫瘍学講座 教授の唐澤 久美子先生です。興味がある方は、是非、ご参加ください。
追加コンテンツ
■ONCOLO Meets Cancer Experts(OMCE)
第7回:放射線・重粒子線・陽子線治療ほんとのところ
■オンコロな人
軟部腫瘍体験者 鳥井 大吾さん
ピックアップニュース
■1年間のがん患者 初の100万人超の予測
■【イタすぎるセレブ達】ジョニー・デップ、悪性腫瘍のファンと対面 「しっかり闘って」励ましの言葉も
■医療者(医師)は医療費のことを考えるべきか? 後藤 悌
■がん新治療薬 適応外投与で副作用 死亡例も
■2回の幹細胞移植で高リスク小児神経芽腫患者の転帰が改善(ASCO2016)
■科学的根拠のないがん治療に注意すべし
■高齢者の難治性がんである「原発性骨髄線維症」の発症メカニズムを解明
■マンモグラフィでは乳がんを見つけられない 日本人女性に8割もいる“デンスブレスト”って何?
【オンコロの最新情報はこちらから】
オンコロのフェイスブックでは最新情報を随時更新しております。
https://www.facebook.com/ct.oncolo/
■オンコロは、株式会社クリニカル・トライアルが運営するがん情報サイトです。
※このメールマガジンはメルマガ登録をされた方にお届けしております。
※メールマガジンの配信先の変更、停止はこちら
※オンコロへのご意見・ご質問・お問い合わせはこちら
■オンコロ https://oncolo.jp/
■編集・著作・発行 株式会社 クリニカル・トライアル(英名:Clinical Trial Co., Ltd.)
https://www.clinical-trial.co.jp/