こんにちは、メディカル・プランニング・マネジャーの川上です。
今回は、10月18日(金)14:00-17:00 に、築地の国立がん研究センターにて開催される、がんの支持療法に関するセミナーをご紹介させていただきます。
J-SUPPORT研究成果報告会 がんと向き合える世界をつくろう!!!
・日時: 10月18日(金)14:00-17:00
・場所 国立がん研究センター(築地)研究棟1階 大会議室
・内容
支持 がん治療中の吐き気症状の対処
心理 予後の伝え方を含むコミュニケーション
緩和 望ましい緩和医療の質
*詳細は、セミナーWebサイトでご確認ください
http://www.m2cc.co.jp/jsupport1018/
支持(副作用対策)、心理、緩和の3つの柱で支持療法の研究の最前線をご紹介し、がんサバイバーの視点からディスカッションで討議を深める内容で、どなたでも参加が可能です。
支持療法に対する患者・家族からの潜在的ニーズは高い一方で、知る・学ぶ機会はなかなかないのではないでしょうか。
オンコロも「共催」として応援しており、僭越ながら川上は、J-SUPPORTの全田貞幹先生(国立がん研究センター東病院 放射線科)とともに、総合司会を務めさせていただきます。先日、全田先生と、支持療法セッションのQ&Aで進行を担当する、岸田徹さん(NPO法人がんノート代表理事)と、打ち合わせをしてきました。
支持療法のセッションは、J-SUPPORT 1604「シスプラチンを含む高度催吐性化学療法による化学療法誘発性悪心・嘔吐の予防に対する標準制吐療法+オランザピン5mgの有効性・安全性を検証する二重盲検プラセボ対照第3相ランダム比較試験」の研究成果をご紹介するもので、研究成果をもとに、実際にシスプラチンでの治療を数年前に経験した岸田徹さんを司会に討議します。
15年ほど前、私が臨床にいた頃は、シスプラチンを使用する患者さんの多くは、吐き気対策もむなしく、嘔吐に苦しんでいました。それが、数年前に嘔吐を制御できる対策法が出てきて、そして今は、気持ち悪くすら、ならなくなった!そんな進化の状況をお届けできるセッションになるようです。
また、心理セッションでは「予後の伝え方を含むコミュニケーション」、緩和セッションでは、「望ましい緩和医療の質」について、それぞれ、桜井なおみさん、眞島喜幸さんが、患者の視点から、研究成果を掘り下げて討議していきます。
患者さん、ご家族、患者支援者、医療者みなさんにご参加いただきたいセミナーです。平日の午後で参加が難しい方は、後日、内容が動画で公開されますので、ぜひお楽しみに!!
【日本がん支持療法研究グループ(J-SUPPORT)とは】
J-SUPPORTはがん支持療法、緩和ケア、心のケアに関する多施設共同研究をオールジャパン体制で支援する臨床研究グループです。