目次
概要
一般名 | エヌトレクチニブ |
商品名 | ロズリートレク |
治験薬コード | RXDX-101, NMS-E628 |
一般名英語表記 | Entrectinib |
商品名英語表記 | ROZLYTREK |
種類 | チロシンキナーゼ阻害剤 |
投与経路 | 内服 |
適応がん種 | NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌、ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌 |
特徴
ロズリートレクは、NTRK及びROS1の融合(転座により他の遺伝子がくっついた)遺伝子からできる融合タンパクによる細胞の異常な増殖活性を、選択的に阻害する薬剤です。特にNTRK融合遺伝子は、がん全体に占める割合は少ないものの、様々な希少がんや小児がんで確認されています。NTRK融合遺伝子をターゲットとしたロズリートレクは、がん種の縛りなく承認が取れており、MSI-Highの固形がん(成人)を対象にしたキイトルーダに次ぐ二番目の臓器横断的承認薬です。
効能・効果
NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌
ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌
用法及び用量
〈NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌〉
通常、成人にはエヌトレクチニブとして1日1回600mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
通常、小児にはエヌトレクチニブとして1日1回300mg/m2(体表面積)を経口投与する。ただし、600mgを超えないこと。なお、患者の状態により適宜減量する。
〈ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌〉
通常、成人にはエヌトレクチニブとして1日1回600mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
重大な副作用
心臓障害、QT間隔延長、認知障害・運動失調、間質性肺疾患
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291430
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