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アドセトリス(ブレンツキシマブベドチン)

  • [公開日]2019.02.14
  • [最終更新日]2019.02.14

本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。

概要

一般名 ブレンツキシマブベドチン
商品名 アドセトリス
治験薬コード
一般名英語表記 Brentuximab vedotin
商品名英語表記 ADcetris
種類 分子標的薬
種類 抗CD30抗体-モノメチルアウリスタチン複合体
投与経路 注射
適応がん種 ホジキンリンパ腫
未分化大細胞リンパ腫

特徴

アドセトリスは抗CD30抗体にモノメチルアウリスタチンE(MMAE)が結合した分子標的薬の一種です。悪性リンパ腫の中にはがん細胞の表面にCD30という抗原分子を発現しているタイプがあります(CD30陽性といいます)。

アドセトリスを投与するとCD30を狙って悪性リンパ腫細胞と特異的に結合します。アドセトリスが細胞内に取り込まれるとMMAEが抗CD30抗体から分離して微小管という器官に結合します。微小管はがん細胞の分裂に必要な器官なので、MMAEが結合することによりがん細胞の分裂が阻害され死滅します。2017年2月現在、再発又は難治性のCD30陽性の下記疾患:ホジキンリンパ腫、未分化大細胞リンパ腫に適応があります。

効能・効果

ホジキンリンパ腫
未分化大細胞リンパ腫

用法及び用量

通常、成人には、ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)として3週間に1回1.8㎎/㎏(体重)を点滴静注する。なお、患者の状態に応じて適宜減量する。

重大な副作用

末梢神経障害感染症、進行性多巣性白質脳症(PML)、骨髄抑制、Infusion reaction、腫瘍崩壊症候群皮膚粘膜眼症候群、急性膵炎、劇症肝炎肺障害

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291425D1

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