2018年4月11日、厚労省の中医協・総会は新薬15製品を4月18日に薬価収載することを決定したと発表した。
うち、がん関連は4種。
「再発または難治性のCD22陽性の急性リンパ性白血病」を適応とするイノツズマブ オゾガマイシン(商品名ベスポンサ)は抗CD22抗体の抗体薬物複合体。算定薬価は1mg1瓶当たり130万7092円となる。
「白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣がんにおける維持療法」を適応とするPARP阻害薬オラパリブ(商品名リムパーザ)は、新規作用機序となる。原価計算方式で薬価算定され、算定薬価は100mg1錠3996.00円、150mg1錠5932.50円となった。
「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」を適応とするアテゾリズマブ(商品名テセントリク)は免疫チェクポイント阻害薬。ニボルマブ(商品名オプジーボ)などとは異なるPD-L1を標的とする抗体となる。薬価算定について、類似既存薬であるオプジーボを比較薬とした類似薬効比較方式(I)で算定し、薬価は1200mg20mL1瓶で62万5567円となった。
「再発または難治性の末梢性T細胞リンパ腫」を適応とするヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害薬ロミデプシン(商品名イストダックス)。昨年7月の承認から3度目の中医協でようやく薬価収載となった。類似する「ジフォルタ」を比較薬とする類似薬効比較方式(I)で算定し、薬価は10mg1瓶10万9753円となった。
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