この記事の3つのポイント
・切除後のハイリスクを有するPD-L1発現率1%未満のメラノーマ患者が対象の第3相試験
・術後化学療法としてのオプジーボ単剤療法、オプジーボ+ヤーボイ併用療法の有効性・安全性を比較検証
・無再発生存期間は両群間で統計学的な有意差は確認されなかった
・切除後のハイリスクを有するPD-L1発現率1%未満のメラノーマ患者が対象の第3相試験
・術後化学療法としてのオプジーボ単剤療法、オプジーボ+ヤーボイ併用療法の有効性・安全性を比較検証
・無再発生存期間は両群間で統計学的な有意差は確認されなかった
2019年11月20日、ブリストル·マイヤーズ スクイブ社のプレスリリースにて切除後のハイリスクを有するPD-L1発現率1%未満の悪性黒色腫(メラノーマ)患者に対する術後化学療法としての抗PD-1抗体薬であるニボルマブ(商品名オプジーボ;以下オプジーボ)単剤療法、オプジーボ+抗CTLA-4抗体薬であるイピリムマブ(商品名ヤーボイ;以下ヤーボイ)併用療法の有効性、安全性を比較検証した第3相のCheckMate-915試験(NCT03068455)の主要評価項目の結果が公表された。
CheckMate-915試験とは、切除後のハイリスクを有するPD-L1発現率1%未満の悪性黒色腫(メラノーマ)患者(N=1943人)に対する術後化学療法としての2週に1回オプジーボ240mg+6週に1回ヤーボイ1mg/kg併用療法を投与する群、または4週に1回オプジーボ480mg単剤療法を投与する群に無作為に振り分け、主要評価項目として無再発生存期間(RFS)を比較検証した国際多施設共同二重盲検比較の第3相試験である。
本試験の結果、PD-L1発現率1%未満患者群における主要評価項目である無再発生存期間(RFS)は両群間で統計学的有意な差は確認されなかった。なお、データモニタリング委員会は今後も本試験を継続し、ITT集団における無再発生存期間(RFS)を検証することを推奨している。
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