2021年1月22日、第一三共株式会社は、CD19を標的とするキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T細胞)であるイエスカルタ(一般名:アキシカブタゲン シロルユーセル)が再発/難治性の大細胞型B細胞リンパ腫の治療を目的とした再生医療等製品として国内での製造販売承認を取得したと発表した。
CAR-T療法とは、細胞表面に発現したがん細胞への攻撃性を高めるため、血液から分離したT細胞に特定の抗原に対するキメラ抗原受容体の遺伝子を導入し、培養。その後、患者の体内に注入する細胞治療法である。
今回の承認は、再発/難治性B細胞リンパ腫が対象の海外第1/2相ZUMA-1試験および国内第2相試験の結果に基づくもの。なお、イエスカルタは2018年10月に希少疾患用再生医療等製品に指定されていた。
第一三共は「大細胞型B細胞リンパ腫治療における新たな選択肢を提供することで、患者さんに貢献できるものと期待しております」と述べている。
参照元:
第一三共株式会社 プレスリリース
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