27歳の2000年秋、悪性リンパ腫で先の見えない入院生活を送っていた天野慎介さん(42)は、病院を抜け出て、電車で高尾山(東京都八王子市)に向かった。
行き詰まった気分を晴らすように山道を登り始めたが、体力が落ちていて続かない。紅葉が残る景色と行楽客の姿を見ていると涙が出てきた。「少なくとも今は生きているし、この世にはまだ見るべきものがたくさんある。自分でできる限りはがんばろう」。治療を受けようと腹をくくった。
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ニュース選定者:滝澤 宏隆
引用元:朝日新聞 DIGITAL
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