4月18日から22日まで米国にて開催されているアメリカ癌学会(American Association for Cancer Research Annual Meeting(AACR2015))にて、進行肺がん(非小細胞肺がん)患者に対象とした抗PD-1抗体ペンブロリズマブ(キイトルーダ/キートルーダ)の第1相試験結果を発表し、がん細胞の50%以上にPD-L1タンパク質が多く存在する患者にて進行非小細胞肺がんに対して安全で長期間の有効性を示したことが示されました。
今回の試験にて、がん細胞の50%以上にPD-L1タンパク質が多く存在する患者73人のうち奏効率(がん組織が一定上縮小した割合)は45.2%、無憎悪生存期間(抗がん剤ががんを安定させた期間)の中央値は6.1か月となりました。
多く認められた副作用は倦怠感、掻痒(そうよう)、食欲不振、皮疹、関節痛、下痢、吐き気などでした。
この試験の公開情報はコチラ(海外サイトClinical trials.govに飛びます)
【オンコロニュース担当コメント】
日本では6つのペンブロリズマブの臨床試験が実施中みたいです。当サイトでも一日でも早く掲載できるように努力します。
これらの試験の公開情報はコチラ(海外サイトClinical trials.govに飛びます)
×