オンコロの高橋です。
普段は電話窓口で患者さんや、そのご家族の方からの電話での対応をしています。
オンコロでは、主に私を含めた電話窓口担当のスタッフで、定期的に勉強会を開催することになっています。
オンコロで紹介する治験も多様化してきているので、こういった勉強会で新たながん種や希少がんにも理解を深め、皆が対応できるようにするためです。
先日は肉腫と子宮がん肉腫についての勉強会を私がホストでおこないました。
これをテーマとしてチョイスした理由としては、現在オンコロで子宮がん肉腫の治験を紹介していることからきています。
[国立がん研究センター中央病院が主導する子宮がん肉腫対象 新規抗体薬物複合体(ADC)DS-8201の医師主導治験のご案内]
【治験広告】国立がん研究センター中央病院が主導する子宮がん肉腫対象 新規抗体薬物複合体(ADC)DS-8201の医師主導治験のご案内。
子宮がん肉腫は、いわゆる希少がん(発生数が10万人あたり6人未満の稀ながん)であり、調べるにしても資料も少ない上に論文は英語…
正直、比較的最近入った私としては途方に暮れました。非常に難しかったのですが、結果として勉強会を行ってよかったと思っています。
知識を深めるとともに、それによってお問い合わせの内容への理解も深めることができるようになりました。
お問い合わせいただく方の中には、どういった治療を行ったのか、どういった状況で診断されたのか、うまく説明できない方もいらっしゃいます。
こちらの知識の幅を広げることで、今まで拾うことのできなかった小さな情報も、拾えるようになったと感じています。
お問い合わせのあった治験に入れる可能性が、あるかないかだけで対応を終了させたくないと思っています。
もちろん、それは最初に回答すべき点ですが、他に可能性のある治験や治療法があるならば、それを提示するように心がけています。
必ずいつも見つかるわけではありませんが、このように知識を深めていくことが、その確率をあげるのではないかと信じています。
今後とも勉強会は続けていきます。
高橋 ミカ
この記事に利益相反はありません。