「個人情報保護方針」及び「個人情報の取扱いについて」改訂のお知らせ

オンコロ開設4年経過
~アナログとデジタルを駆使した情報戦略?~

  • [公開日]2019.05.17
  • [最終更新日]2019.05.18

オンコロの可知です。

2015年5月15日に開設したオンコロも5年目を迎えることができました。これまで続けることができたのも、応援頂いている皆さまのおかげだと思います。有難うございました。

今年も、オンコロの現状をつらつら書かせて頂きますので、お付き合いくださいませ。
(メルマガでは少しふざけて書いてしまいましたが、こちらは真面目にいきたいと思います)

目次

3Hホールディングス ~人の健康と幸せをつなぐ~

まず、第一にお伝えしたいのは、先月、オンコロ運営会社はホールディングス化し、社名が変更しました。

「3H(スリー・エイチ)ホールディングス株式会社」の下に「3Hメディソリューション株式会社(旧株式会社クロエ)」「3Hクリニカルトライアル株式会社(旧株式会社クリニカル・トライアル)」「3H CTS株式会社(旧株式会社CTS)」がぶら下がった形になりました。

なお、オンコロは3Hメディソリューションと3Hクリニカルトライアルの共同運営となります。

なぜ、ホールディングス化したか?

我々は、今まで、治験という限られた領域を主軸に「患者に寄り添うということ」を第一に考え事業展開をしてきました。この分野で培ったノウハウをライフサイエンスに様々なシーンで活かすために、治験分野で培った「CROee(クロエ)」というブランド名を捨て「Human(ヒト)のHealth(健康)とHappiness(幸せ)をつなぐ」というコンセプトのもと従業員一同頑張っていきたいと思います。

冊子「オンコロ」の配布開始 オンコロ本も出版予定

昨年、9月より冊子「オンコロ」を拠点病院を中心に配布を開始しました。

おかげさまで好評により追加発送のリクエストも増えております。

予算の関係で部数が少なくレアな冊子になっておりますが、もし見かけたときは手に取ってみてください。

その他、ある出版社と「オンコロ本」も製作中です。

テーマは、がんになったら最低限知ってほしいことを50項目程度に分けて解説する本となります。

早ければ夏ごろ出版となりますので、お楽しみに?しておいて下さい。

臨床試験(治験)検索エンジン「トライアルサーチα版」を開発

日本には一般向けの治験検索システムが2つ存在しますが「ゆらぎが多いこと」「ClinicalTrials.govの情報が反映していない(あるいは英語)」「検索結果が多すぎること」という3つの問題があります。

これらを解決するために、独自の1年前から少しずつ開発を続けて参りました。検索システムの名前は「オンコロトライアルサーチ」です。

https://oncolo.jp/ctsearch/

しかしながら、当初考えていたよりもこれが大変で・・・・

例えば、元データに示される「ニボルマブ」「nivolumab」「Opdivo」「BMS-936558」「MDX-1106」「ONO-4538」は、すべて「オプジーボ」のことを指しますが、これをどのように対応させるか?、新しい薬剤はどのように対応していくか?など、考えていかなければなりませんでした。

他にも、英語を自動翻訳させる過程において「いけてない和訳」をどのように修正していくかの仕組みも考えていかなければなりませんでした。

どのように解決していったかは企業秘密にしますが、そういった苦労のもと、現在進行中で開発を進めております。(単純に治験データをとってくるだけではないということで、そこには、毎日、ClinicalTrials.gov、JAPIC、UMINなどを使用しているオンコロの知恵が反映しているという訳です)

ただ、まだまだ開発途上でローンチしてみてどのように検索されるか見てみようと5月15日にα版としてローンチしてみましたが、「BTK」や「腹膜播種」など想像していない方法で検索する方も多かったり、根本的な検索ロジックが誤っており「皮膚がん」と調べてもまったく治験が出てこないなどのバグを見つけたり、最新の開発薬剤に対応していなかったり・・・まだまだなシステムとなりますが、毎週改修していき一致率が90%以上になったらβ版に昇格していこうと思っていますので、要望等ございましたらご連絡お願いします。

オンコロアプリ

もう一つ開発中のものがあります。それは「オンコロアプリ」です。

テーマは「情報整理」と「プッシュ通知」。

オンコロはすべてのがん種の情報を五月雨式に配信しているメディアのため、情報量がとても多いものになっています。それを「がん種」と「薬剤」および「臨床試験」の観点から仕分けする仕組みを作っています。

また、希少がんなど情報の更新頻度が少ない患者さんは、例えば、アプリさえダウンロードしておけば、そのがんの治験が開始した時に情報が届くような仕組みを構築したかったのです。

特に後者は、その布石として「オンコロトライアルサーチ」の基盤となるデータベース構築が不可欠となっておりましたが、それもめどが立ちましたので、あと一歩というところまで来ているかなと思っています。

がん医療に、 医療情報を、 のせる

我々は4年間がん情報を届けてきました。ただし、当たり前ですが、オンコロをみない人には情報は届かない。

では、情報はどのように届ければいいのか?

一つの解決策として「がん医療として通常使用するものに情報が載せられないか」ということを思っています。

では具体策は?

昨今のメディテック情勢から考えているものがあり、そのために、この一年間、特許申請、医療機器製造販売業の取得やPMDA相談など準備を行ってきまして、これは現在進行形中です。

上手くいく保証はありませんが、協力して頂ける先生方や患者団体と共に、オンコロだからできることをやっていきたいと思っております。

Webサイト開設4周年 オンコロ読者交流会について

と、いうことで、毎年恒例の開設周年イベントを開催します。

今年は、少し趣向をかえ、私からこれらのことを含め「オンコロのこれまでと、これから」について話し、皆さんの意見をお聞かせいただく交流会を行います。

といっても、ややこしいこと抜きで、単なる懇親会です。

興味がある方はご参加いただければ幸いです。

Webサイト開設4周年 オンコロ読者交流会開催@東京

それでは、今後ともオンコロを宜しくお願い申し上げます。

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