がん患者が考える、がん患者のためのビジネス!?はたしてその行方は。。。 オンコロな人に出演頂いた胆管がん体験者の西口さんこと‘ぐっち’さん。 その軌跡をつづっていただく新コーナーがスタートです。 西口さんの体験談はコチラ(胆管がん体験者 西口洋平さん)
目次
「子どもをもつがん患者専用のSNS」は世の中の課題を解決するか?
連載第8回:投資家に会いに行く
どうも、ぐっちです。
あたたかさを通り越して、暑さを感じるようになりましたが、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
ぼうずは、髪の毛が伸びるスピードが速いため(正確には、伸びたらすぐにわかる)、
手入れ(バリカンで刈る)をマメにする必要があります。そう、週に一度はメンテナンスです。
最近は、金曜日に抗がん剤、土曜日にバリカンというペースが定着してきました。
はい、ぼうずあるあるでした。
先日、ビジネスのアイデアをもらうため、また、あわよくばお金を出してくれないかなーと考え、
エンジェルと呼ばれる、個人でお金を出す投資家の方々集まるイベントに行ってきました。
最初は、セミナー形式で、色んな話が聞くという感じで、その後、懇親会のような流れ。
そこで共有されていたことは、こんなことでした。
<投資をする判断基準やポイント>
・人間性9割、プロダクト1割
・創業者やチームメンバーが良いか
・累積改善数の勝負なので、それができるか
・誰もやらない、しばらく儲からないことを、潜ってできるか
・自分の得意領域、魂削ってやれる領域
・巻き込み力ある人
・差別と偏見に満ちていて、自信満々な人
・事業計画よりも、自己紹介で決める
・なんでやるの?っていう理由がちゃんとあること
・大きなビジョンがあること
などなどでした。
懇親会では、キャンサーペアレンツの名刺を持って、とにかく意見を聞きまくる。
一人の投資家の方から頂いたコメントが、僕には非常にグッときたので、下記に。
「同情を集めるだけなら、それで良い。」
「病気をきっかけにビジネスを、という方にたくさん会ってきたが、ビジネスマインドが低い」
「本当にビジネスをしたいなら、本気で考えてください」
「当事者だからこそできることは必ずあるし、絶対にチャンスです」
「ビジネスアイデアが固まってきたら、また話をしましょう」
ちょっと泣きそうな感じでした。なんとも言えない感覚。
悔しい気持ち、本当にできるかなという気持ち、よしやってやろう気持ち、複雑でした。
でも、こういったコメントをもらえたことが、私には非常に新鮮で、また前向きなパワーに
変わっていきます。
もちろん、今の気持ちは、
やってやるぜ!!
です。
いろんな困難はありますが、ひとつずつ乗り越えて、
爪痕、残します!
キャンサーペアレンツを、よろしくお願いします。