BCG不耐性(BCGイントレラント) [公開日]2018.03.09[最終更新日]2018.03.09 副作用でBCG療法が最後まで実施できない患者さんのこと。 BCG治療中、2日以上続く肉眼的血尿、発熱や激しい排尿時痛、頻尿などの排尿障害を認める場合など、計画していた6~8回のBCG注入が完遂できない場合を指す。 BCG治療抵抗性がんの約10%はこれに該当する。 これらの患者さんには、BCGの投与量を少なくする、あるいは投与間隔をあけるなどの工夫を行ったり、抗がん剤膀胱内注入療法に切り替えて治療を続けるようにする。 × 高橋さくら 米国州立大学生物学科卒後、国内の臨床検査会社、大学病院研究室で研究開発の後、製薬会社でがん関連製剤の学術情報・マーケティング担当。その後CROにてがん関連治験の立ち上げ業務を経験。また、福祉系大学に社会人入学卒業し、社会福祉士、精神保健福祉士取得。 日本臨床腫瘍学会会員、日本癌治療学会員 記事一覧を見る ▶