支持療法とは、がんの進行に伴う症状や、治療による副作用の症状を予防、軽減させるための治療です。がんの進行に伴い、痛みや、倦怠感、不安などの症状が現れたり、抗がん剤治療により嘔吐、しびれ、脱毛などの症状が現れることがあります。支持療法は、これらの症状に対し、痛み止めや吐き気止めによる薬物治療を行うだけでなく、リハビリテーションや心理的なケアなども含めた治療を行うことで、患者さんの生活の質を向上させることを目的としています。抗がん剤に対する支持療法は、患者さんの苦痛を軽減させるばかりでなく、抗がん剤の治療を安全に行い、治療をできるだけ継続させ、抗がん剤の効果を十分に発揮させるためにも重要です。
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