目次
パトリツマブの薬剤概要
製品名
未定
一般名
パトリツマブ(patritumab)
用法用量
未定(3週間に1回パトリツマブとして9mg/kg(体重)もしくは18mg/kgを静脈注射により投与する)
効能効果
未定(HER2陽性再発難治性乳癌)
主な副作用
未定(呼吸困難、低血糖、貧血、発疹、疲労、下痢、吐き気など)
製造承認日
未定
パトリツマブの作用機序
抗HER3モノクローナル抗体であるパトリツマブはHER3活性を阻害することで抗腫瘍効果を示します。HERファミリーの1つであるHER3は自身はチロシンキナーゼ活性がないため、癌細胞の生存のシグナル伝達経路を加速させまん。しかし、HER3はHER2/HER3二量体となることで癌細胞を生存させるシグナル経路であるPI3K/Akt経路を活性化させます。
パトリツマブの最新情報
1)Patritumab plus trastuzumab and paclitaxel in human epidermal growth factor receptor 2-overexpressing metastatic breast cancer
概要
HER2陽性転移性乳癌患者18人に対してハーセプチン(トラスズマブ)+タキソール(パクリタキセル)+パトリツマブ併用療法を投与し、安全性と忍容性を検証した試験。結果、パトリツマブの投与量は3週間に1回18 mg/kgまでなら安全性に問題がありませんでした。
出典
Cancer Science
配信日
2016年9月15日
パトリツマブの口コミ
医師のコメント
なし
その他医療関係者のコメント
「米国における乳がん術前化学療法第2相臨床試験(I-SPY2 TRIAL)への パトリツマブの参画について」をニュースリリースしました。https://t.co/52botepauw
— 第一三共株式会社 (@DaiichiSankyoJP) 2016年10月26日
【Bioimpact News】 [企業] 第一三共 乳癌サブグループ毎に効く薬を見つけるPh2試験にPatritumabが加わる https://t.co/eTE2S47Qmk
— 株式会社バイオインパクト (@bio_impact) 2016年10月29日
米国における乳がん術前化学療法第2相臨床試験(I-SPY2 TRIAL)への パトリツマブの参画について https://t.co/JAGH6NCXMI
— No name (@medinfoa2z) 2016年10月25日
Pharma News: Daiichi Sankyo selects anti-HER3 monoclonal antibody Patritumab for I-SPY 2 trial in breast canc… https://t.co/jTtVMuauTT
— Pharma Industry News (@PharmaNewsDaily) 2016年10月26日
パトリツマブの治験情報
1)Phase 1b/2 Study of U3-1287 in Combination With Trastuzumab Plus Paclitaxel in Newly Diagnosed Metastatic Breast Cancer (MBC)
HER2陽性転移性乳癌患者に対してハーセプチン+タキソール+パトリツマブ併用療法を投与し、安全性と忍容性を検証する試験。
治験の期限
2015年7月
参照
1)第一三共株式会社プレスリリース
2)患者さんのための乳がん診療ガイドライン
この記事に利益相反はありません。