2020年1月24日、小野薬品工業株式会社は、ヒト型抗ヒトPD-1モノクローナル抗体ニボルマブ(商品名:オプジーボ 以下、オプジーボ)について、プラチナ製剤抵抗性の進行または再発卵巣がん患者を対象に同社が実施した多施設共同非盲検無作為化第3相臨床試験(ONO-4538-23)の最終解析において、オプジーボ群が化学療法群と比較して、主要評価項目である全生存期間(OS)の有意な延長が示されなかったことを発表した。
ONO-4538-23試験について
本試験は、プラチナ製剤抵抗性の進行または再発卵巣がん患者を対象に、全生存期間(OS)を主要評価項目としてオプジーボの有効性および安全性について、化学療法(リポソーム化ドキソルビシンまたはゲムシタビン)を対照とした多施設共同非盲検無作為化第3相臨床試験(ONO-4538-23)を指す。
本試験では、オプジーボまたは化学療法を、病勢進行、もしくは高度な有害事象などの発現が認められるまで継続投与。主要評価項目であるOSにおいて、化学療法に対するオプジーボの優越性が評価された。
参照元:
小野薬品工業株式会社ニュースリリース
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