部分奏効とは、治療に対する反応で全てのがんは消失しなかったけど、治療前に比べてがんの大きさが縮小した状態が、ある一定期間継続することです。英語表記でPartial Response(パーシャルレスポンス)、略してPR(ピーアール)、日本語では部分奏効といいます。
固形がんの場合は、基本「標的病変の径の和が30%以上減少したら部分奏効とみなす」など、RECIST(れしすと)というガイドラインをもとに定義されています。また悪性リンパ腫や多発性骨髄腫などの造血器の悪性腫瘍の場合、「がん化した造血器細胞の比率が○○%まで減少した」など、各ガイドラインで規定されています。
通常、部分奏効は抗がん剤の効果があったと判定され、さらに治療の継続が行われます。
なお、がんが消失した状態を完全奏効(CR)といいます。
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