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マイロターグ(ゲムツズマブオゾガマイシン)

  • [公開日]2017.08.16
  • [最終更新日]2017.09.19

本ページは株式会社インテリムとオンコロで共同で作成しています。

目次

概要

一般名 ゲムツズマブオゾガマイシン
商品名 マイロターグ
治験薬コード
一般名英語表記 Gemtuzumab ozogamicin
商品名英語表記 MYLOTARG
種類 分子標的治療薬
CD33陽性抗体
種類
投与経路 注射
適応がん種 急性骨髄性白血

特徴

マイロターグは分子標的治療薬の抗体薬に分類される薬剤です。遺伝子組み換えでつくられたCD33抗原をターゲットとした抗体に、抗がん性の抗生物質カリケアマイシンを結合させた抗がん剤です。マイロターグは投与後、CD33抗原に結合し、2~4時間以内に細胞に取り込まれます。その後、細胞内でカリケアマイシンが結合から外れて細胞を攻撃します。適応は再発または難治性の、CD33抗原陽性の急性骨髄性白血病です。
副作用としては、肝臓に障害を及ぼしやすく、肝静脈閉塞症などの重い副作用がしばしばみられます。また、投与後まもなく、アナフィラキシー・ショック、重い過敏症が起こることがあるため、事前に抗ヒスタミン薬などの投与が行われます。骨髄抑制もほとんどの人にみられ、しばしば重篤化します。
アメリカでは、薬の有効性安全性に懸念が残るとして、ゲムツズマブオゾガマイシンは2011年から販売中止となっています。

効能・効果

再発又は難治性のCD33陽性の急性骨髄性白血

用法及び用量

通常成人には、ゲムツズマブオゾガマイシン 1 回量 9 mg/m2(たん白質量として表記)を 2 時間かけて点滴静脈内投与する。
投与回数は、少なくとも14日間の投与間隔をおいて、2 回とする。

重大な副作用

infusion reaction、重篤な過敏症、骨髄抑制、感染症、出血、播種性血管内凝固症候群(DIC)、口内炎、肝障害、腎障害、腫瘍崩壊症候群肺障害間質性肺炎

参考リンク

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4239400D1

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