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トポイソメラーゼ阻害薬

  • [公開日]2016.11.09
  • [最終更新日]2017.10.12

トポイソメラーゼ(topoisomerase)とは、細胞核にあるDNAの立体構造にを維持、変化していくための酵素のことです。

トポイソメラーゼにはI型とII型があります。I型はDNAのらせん構造を1本切断して結合させます。II型は2本切断して結合させます。つまりDNAの複製のために一度らせんを解消する働きをもつ酵素となります。

トポイソメラーゼ阻害薬は、これらの酵素の働きを抑制する薬剤です。DNAの切断と再結合を阻害され、がん細胞は正常な分裂ができなくなり、アポトーシスが誘導されます。

目次

I型トポイソメラーゼ阻害薬

イリノテカン(カンプト、トポテシン)
ノギテカン(ハイカムチン)

II型トポイソメラーゼ阻害薬

エトポシド(ラステット・ペブシド)
アントラサイクリン系薬剤

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