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目次
概要
| 一般名 | L-アスパラギナーゼ | 
| 商品名 | ロイナーゼ | 
| 治験薬コード | |
| 一般名英語表記 | Asparaginase | 
| 商品名英語表記 | LEUNASE | 
| 種類 | 抗がん性抗生物質 | 
| 種類 | |
| 投与経路 | 注射 | 
| 適応がん種 | ・急性白血病(慢性白血病の急性転化例を含む) ・悪性リンパ腫 | 
特徴
ロイナーゼは、L-アスパラギンを分解する酵素で、急性白血病や悪性リンパ腫の治療に用いられる薬です。L-アスパラギンはタンパク質を構成するアミノ酸の一種です。正常細胞では細胞内でL-アスパラギンを合成するので、細胞外から取り込む必要がありません。しかし、増殖の速いがん細胞では、細胞内で合成されるL-アスパラギンだけでは必要量を補えないので、細胞外のL-アスパラギンを取り込む必要があります。ロイナーゼは細胞外のL-アスパラギンを分解するため、がん細胞は細胞外からL-アスパラギンを取り込めなくなります。その結果、がん細胞のタンパク質合成が阻害され、増殖が停止します。
効能・効果
・急性白血病(慢性白血病の急性転化例を含む)
・悪性リンパ腫
用法及び用量
静脈内投与/通常、1日量体重1kgあたり50~200K.U.を連日または隔日に点滴で静脈内に注入する。年令、全身状態により適宜増減する。
筋肉内投与/通常、1日1回体表面積1m2あたり10000K.U.を週3回、または1日1回体表面積1m2あたり25000K.U.を週1回、筋肉内に注入する。なお、患者の状態により適宜減ずる。
重大な副作用
ショック、アナフィラキシー、脳出血、脳梗塞、肺出血等の重篤な凝固異常、重篤な急性膵炎、意識障害を伴う高アンモニア血症、昏睡、意識障害、見当識障害、肝不全等の重篤な肝障害、脳の器質的障害、骨髄抑制、肺炎、敗血症等の重度の感染症
参考リンク
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/GeneralList/4291400A1
 
             
                 
                   
                