金原出版株式会社(本社:東京都文京区)は、患者に、現在行われている乳がん診療への理解を深め、正しい知識をもって、納得して治療を受けていただくために、『患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2019年版』(編集:一般社団法人 日本乳癌学会)を2019年7月16日より全国の大型書店、医学書専門書店、ネット書店にて販売している。
本書は、乳がんの患者やそのご家族の知りたいことについて、正しい情報をわかりやすく解説している。3年ぶりとなる今回の改訂では、医師向けの『乳癌診療ガイドライン2018年版』に記載されている内容も反映し、患者にぜひ知ってほしい内容をわかりやすく解説するとともに、患者が社会生活の中で困る点や、日常生活で気を付けてほしい点、家族や仕事との向き合い方について、参考になる情報を多く取り上げている。
具体的には、日本における診療の現状を反映し、「原因と予防について」の章では、乳がん発症リスクに関する項目や遺伝性乳がん卵巣がん症候群に関連するBRCA 遺伝学的検査の重要性について、国内の現状も踏まえて記載し「治療を受けるにあたって」の章では、治療との両立、経済的負担と支援制度、腋窩リンパ節清の必要性、乳房温存手術後の放射線療法など、心身のみならず、社会的にも経済的にも負担の大きい治療を少しでも軽減するためのヒントを解説している。
さらに、「薬物療法について」の章では、従来の抗がん薬やホルモン療法薬に加えて、新たな分子標的治療薬についても解説している。
パソコンで ”乳がん” と検索すると情報があふれ出てくるが、そのような情報 はすべてが正しいとは限らない。また、医療は日進月歩で、10年前の常識が今は非常識ということも珍しくない。
本書を活用することで、患者が正しい情報を知り、漠然とした不安が解消されるとともに、医療関係者とのコミュニケーションがスムーズになることが期待される。患者にとって、担当医とともに最適な医療を選択していくうえで参考となる一冊。
書籍概要
書 籍 名:患者さんのための乳がん診療ガイドライン2019年版
出版社名:金原出版株式会社
編 集:一般社団法人 日本乳癌学会
対象読者:乳がん患者やその家族、乳がん診療に携わる各科医師、メディカルスタッフ など
体 裁:B5判・240 頁・オールカラー
価 格:2,300 円(税別)
販売場所:全国の大型書店、医学書専門書店、ネット書店
『患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2019年版』
(Amazonのサイトへ移行します)
この記事に利益相反はありません。