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ノボキュア社はより大きな市場を目指すEvaluate Vantage(2021.04.13)より

  • [公開日]2021.04.26
  • [最終更新日]2021.05.14

※本記事はEvaluate社の許可のもと、オンコロが翻訳したものです。内容および解釈については英語の原文を優先します。正確な内容については原文をお読みください。

 

2月、Novocure(ノボキュア)社は、電場を利用したがん治療装置(Optune Lua)に関する一部の臨床試験のデータが予想よりも遅れて出てくることを認めていたが、今日逆のことが起こる可能性が判明した。

ステージ4のプラチナ製剤耐性非小細胞肺がん(NSCLC)を対象にOptune Luaの技術を評価している主要試験であるLunar試験は、Optune Luaを免疫チェックポイント阻害薬またはドセタキセルを併用した場合と、同じ薬剤を単独で投与した場合を比較している。有効性の観点から早期に中止されるようにみえるが、独立データモニタリング委員会(DMC)は、ノボキュア社に対し、患者をLunar試験の対照群に無作為に割り付けることは「おそらく、不要であり非倫理的ですらある」と指摘した。また、現在の目標である534名を組み入れて18ヶ月間のフォローアップを行う必要もない。DMCは、276名前後の患者が1年間の追跡調査を受ければ、Lunar試験のエンドポイントとして十分な効力を発揮できるだろうと述べた。2月までに210名の患者が登録されているため、最終データは予定よりも1年早く、来年に得られる可能性がある。Optune Luaは中皮腫で承認されているが、市場規模はNSCLCの方が圧倒的に大きい。

ノボキュア社の株価は、取引開始時に46%上昇して193ドルの史上最高値をつけ、グループの時価総額は215億ドルに達した。

■出典
Novocure eyes a much bigger market

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