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抗がん性抗生物質

  • [公開日]2017.09.27
  • [最終更新日]2017.10.12

抗がん性抗生物質は細胞傷害性抗がん剤の一種です。細菌や真菌などの微生物が産生する物質で、細胞分裂を止め、細胞を死滅させる作用を持っています。作用機序はそれぞれの抗生物質により異なります。「ドキソルビシン」に代表されるアントラサイクリン系の抗生物質は、DNA鎖の間に入り込み、DNAやRNAの合成を阻害したり、トポイソメラーゼIIを阻害することで細胞を殺します。この他に、活性酸素を発生させDNAを切断する「ブレオマイシン」やアルキル化作用によりDNA鎖間に架橋を形成させDNA複製を阻害する「マイトマイシンC」などがあります。

作成:株式会社インテリム
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