好中球減少症とは白血球の一種である好中球が血液中1㎣あたり1500個以下になった状態をいいます。好中球は感染を防ぐ機能に重要な免疫機能を担っているので、好中球が減ってくると、細菌や真菌などによる感染症にかかりやすくなります。原因としてもっとも多いのは、薬剤によるもので抗菌薬や抗生物質、消炎鎮痛薬、各種の抗がん剤、抗ヒスタミン薬、抗不整脈薬など、さまざまな薬剤が原因となります。
そのほかにも、再生不良性貧血や白血病、放射線照射などによる造血障害、感染症、自己免疫疾患など、さまざまな原因があります。
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