提供:バイエル薬品株式会社
近年のがん医療の進歩により、がんと長く向き合えるようになりました。治療を続けながら、仕事や家庭での役割も担う患者さんたちが増えてきています。効果のある治療を長く続けるためには、副作用をもうまくマネジメントしていく必要がありますが、副作用には、「見える副作用」と「見えない副作用」があります。そこで今回は5回シリーズで「見える副作用」と「見えない副作用」というテーマで患者さんお二人にお話を伺いました。
(この対談記録は、副作用マネジメントの啓発を目的としたものです)
小田村美歌:一般社団法人キャンサーペアレンツ・看護師 3年前に乳がんと診断され、手術、術後化学療法を経て現在は、ホルモン療法を行っています。
聞き手 川上祥子:がん情報サイト「オンコロ」 メディカルプランニングマネージャー
― 化学療法の「見える副作用」に対して、どのように向き合ってきましたか?なおここでは、「見える副作用」とは、例えば血液検査やCTなど画像検査の結果、脱毛や皮膚症状といった可視的に観察できるものとして定義します。
西口:僕にとって見える副作用とは、肌荒れです。脱毛すると言われたので坊主にしましたが、頭皮が荒れてしまい、それを隠したり、ケアすることに苦労しました。通院の度に採血をし、主治医は、検査結果を丁寧に説明し、実家の両親は検査結果の紙をファイリングしていました。しかし、僕は検査結果に関してまったく興味を持ちませんでした。
小田村:見える副作用として一番大きいのは、脱毛でした。自分が脱毛していく時に、剃らずに自然経過を見ると、全部抜けるまで時間がかかりました。そして、最後の毛が抜けきったら少し新しい髪が生えてくる程度のゆっくりとしたサイクルだったため、それが辛かったです。それ以上にまつ毛や鼻毛が抜けて目にゴミが入る、鼻水が止まらないということが辛かったです。
血液検査データに関しては、化学療法の度に検査していましたが、先生からの説明が少ないことにもったいなさを感じていました。
― 目に「見えない副作用」についてはどうでしたか?なおここでは、「見えない副作用」とは、たとえば倦怠感とか不眠などの他者には見えない症状と定義します。
小田村:だるさがありました。とくに抗がん剤を投与して三日目、四日目がいつもピークで、その時は起き上がれない程でした。徐々にだるさは軽減しますが、人に言えない辛さもありました。
後半は手足の痺れが出てきて、生活に影響が出ました。そして、味覚障害がひどく、物が食べられない、味が分からないということにとても苦労しました。
西口:抗がん剤投与後にだるさや倦怠感、吐き気があり食欲が低下しました。また、便秘になり、そこから、痔になる、便秘を解消するために下剤を飲むと翌日下痢になるという副作用が毎週ありました。医師に相談しても対策は無いと言われてしまい、自分の工夫で乗り越えようと思っていました。
― 見えない副作用は医療者に伝わりづらく、皆さんから上手にお伝えする工夫が必要そうですね。これからもう少し詳しくお話を伺っていきたいと思います。
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