オンコロスタッフ紹介
オンコロ責任者 可知 健太
オンコロジー領域の臨床開発に携わった後、2015年にがん情報サイト「オンコロ」を立ち上げ、2018年に希少疾患情報サイト「レアズ」を立ち上げる。一方で、治験のプロジェクトマネジメント業務、臨床試験支援システム、医療機器プログラム開発、リアルワールドデータネットワーク網の構築等のコンサルテーションに従事。東京大学大学院医学研究科 臨床試験データ管理学講座 研究員。理学修士。
執筆記事一覧
慢性骨髄性白血病 T315I変異型にも著効 新世代BCR-ABL阻害薬アイクルシグ発売
2016.11.21
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11月21日、大塚製薬株式会社は、分子標的薬であるチロシンキナーゼ阻害薬に抵抗性又は不耐容の慢性骨髄性白血病と再発又は難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ ALL)の治療薬であ ...
多発性骨髄腫 初の抗体医薬エロツズマブ(エムプリシティ)発売
2016.11.21
- ニュース
11月18日、ブリストル・マイヤーズ スクイブは、抗SLAMF7(エスラムエフセブンSignaling Lymphocyte Activation Molecule Family member 7)抗 ...
膀胱がん プラチナ製剤不応患者にオプジーボが効果がある可能性Lancet Oncol
2016.11.14
- ニュース
尿路上皮がん(膀胱がん) オプジーボの第1/2相試験 プラチナ製剤を含む併用化学療法後の進行例に単剤治療で持続的奏効 Lancet Oncol プログラム細胞死受容体1(PD-1)標的抗体の免疫チェッ ...
厚労省 医薬品第二部会 ホジキンリンパ腫適応のオプジーボ等了承~がん関係は3剤~
2016.11.12
- ニュース
11月11日、厚労省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は、免疫チェックポイント阻害剤PD-1抗体ニボルマブ(オプジーボ)について、「再発または難治性の古典的ホジキンリンパ腫」の適応を追加することを了 ...
進行頭頸部扁平上皮がん FDA(米国) 免疫チェックポイント阻害薬オプジーボを承認
2016.11.11
- ニュース
11月10日、米Bristol-Myers Squibbは、アメリカ食品医薬品局(FDA)が免疫チェックポイント阻害薬PD-1抗体ニボルマブ(オプジーボ)が、「プラチナ製剤を使用後に進行した転移・再発 ...
キイトルーダ 非小細胞肺がん適応にて11月24日第二部会審議へ
2016.11.11
- ニュース
厚生労働省は、11月24日の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で、免疫チェックポイント阻害剤PD-1抗体ペムブロリズマブ(キイトルーダ)の非小細胞肺がんに対する効能追加を審議することを発表した。 20 ...
標準療法がなくなった進行胃がんについて、オプジーボが生存期間を延長
2016.11.11
- ニュース
11月10日、小野薬品工業は、標準治療が不応又は不耐の切除不能な進行又は再発胃がん患者を対象に実施した、免疫チェックポイント阻害薬PD-1抗体ニボルマブ(オプジーボ)の第3相臨床試験(ONO-4538 ...
非小細胞肺がん初回治療 キイトルーダと化学療法の併用で奏効率55% Lancet Oncol
2016.11.10
- ニュース
非扁平上皮型非小細胞肺がん 免疫チェックポイント阻害薬キイトルーダの化学療法併用第2相試験 カルボプラチン+ペメトレキセドに追加する一次治療で奏効率が26%上昇 Lancet Oncol プログラム細 ...
腎細胞がん 術後補助化学療法としてスーテントが再発リスク26%低下 NEJM
2016.11.09
- ニュース
腎細胞がんを対象とするマルチキナーゼ阻害薬スニチニブ術後療法の第3相試験 再発ハイリスク患者の腎摘出後服用で再発・進行リスク低下、プラセボとの有意差達成 NEJM 複数の受容体チロシンキナーゼを阻害す ...
トポイソメラーゼ阻害薬
2016.11.09
- オンコロ辞典
トポイソメラーゼ(topoisomerase)とは、細胞核にあるDNAの立体構造にを維持、変化していくための酵素のことです。 トポイソメラーゼにはI型とII型があります。I型はDNAのらせん構造を1本 ...
慢性骨髄性白血病 CML シーエムエル
2016.11.09
- オンコロ辞典
慢性骨髄性白血病とは 白血病は血液がんの1種で、造血幹細胞が(すべての血液細胞のもととなる細胞)がん化して発生します。慢性骨髄性白血病は健康診断にて偶然に診断される場合や貧血の進行に伴う倦怠感、血小板 ...
遺伝子と遺伝
2016.11.09
- オンコロ辞典
「あの親子はよく似ているとか、うちの子供は似なくていいとこが親ににているなど、やっぱり遺伝だね」などとよく言われます。ご存じの通り遺伝は親がもつ特徴の情報を子孫に伝えます。これを伝える主役が遺伝子とな ...
肝細胞がん レゴラフェニブ(スチバーガ)承認申請~ネクサバール以来、待望のセカンドライン~
2016.11.09
- ニュース
11月7日、バイエル薬品は、経口マルチキナーゼ阻害剤レゴラフェニブ(スチバーガ)について、適応を切除不能な肝細胞がん(HCC)に対する二次治療に拡大するための承認申請を米国、 日本、欧州にて行ったこと ...
PARP阻害薬オラパリブ(リムパーザ) 遺伝性乳がん卵巣がんへの効果が期待~アストラゼネカ記者会見より③~
2016.11.08
- ニュース
10月24日、アストラゼネカ株式会社は、デイヴィド・フレドリクソン新社長の就任後初となる記者会見を開いた。オンコロでは、その内容を3部構成で紹介する。 第1回:第3世代EGFR-TKI タグリッソ 薬 ...
ホルモン受容体陽性/HER2陰性乳がん パルボシクリブ承認申請 ~日本では初のCDK4/6阻害薬~
2016.11.01
- ニュース
10月31日、ファイザー株式会社は、「手術不能又は再発乳癌」の効能・効果で、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害薬パルボシクリブ(米国商品名イブランス;IBRANCE)の国内における製造販売承 ...
ハザード比 HR Hazard Ratio ハザードレシオ
2016.10.31
- オンコロ辞典
ハザード比とは統計学上の用語で、臨床試験などで使用する相対的な危険度を客観的に比較する方法です。英語でHezard Ratio、略してHRとも言います。 ある臨床試験で検討したい新薬Aと比較対象の薬剤 ...
激化する免疫チェックポイント阻害薬開発 PD-L1抗体×CTLA-4抗体に注力 ~アストラゼネカ記者会見より②~
2016.10.31
- ニュース
10月24日、アストラゼネカ株式会社は、デイヴィド・フレドリクソン新社長の就任後初となる記者会見を開いた。オンコロでは、その内容を3部構成で紹介する。 第1回:第3世代EGFR-TKI タグリッソ 薬 ...
HR陽性・HER2陰性の進行乳がん CDK4/6阻害薬リボシクリブ フェマーラとの併用で病態進行リスク低下 NEJM
2016.10.30
- ニュース
HR陽性・HER2陰性の進行乳がんを対象とするCDK4/6阻害薬リボシクリブの第3相試験 ホルモン療法フェマーラ併用で病勢進行リスク低下、フェマーラ単剤との有意差達成 NEJM サイクリン依存性キナー ...
第3世代EGFR-TKI タグリッソ 薬価収載まで290人までが無償使用~アストラゼネカ記者会見より①~
2016.10.28
- ニュース
10月24日、アストラゼネカ株式会社は、デイヴィド・フレドリクソン新社長の就任後初となる記者会見を開き、「2021年までに売上倍増を目指す」と表明。この中でオンコロジー領域は、この間に売上3倍増を見込 ...
不完全切除 R1切除 R2切除
2016.10.26
- オンコロ辞典
不完全切除とは、手術にて腫瘍が完全にとり切れなかったことです。肉眼でとり切れなかった場合の他、顕微鏡で確認しても腫瘍が残っていた場合のこともいいます。肉眼でも腫瘍が残存していることがわかる場合をR2( ...